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檜枝岐歌舞伎、情感豊かに 今年最終公演 「本能寺の段」熱演

09/11 09:00

座員たちが熱演した檜枝岐歌舞伎

 270年以上の伝統を誇る「檜枝岐歌舞伎」は7日、檜枝岐村の国重要有形民俗文化財「檜枝岐の舞台」で繰り広げられた。村民らでつくる千葉之家花駒座が、歴史の転換点を扱った物語を熱演し、会場は大きな拍手に包まれた。

 同舞台での年3回の公演のうち、最後を飾る上演となった。舞台清めの「寿式三番叟(さんばそう)」で開幕し、周囲は闇を濃くしていった。

 織田信長の最期となる場面を描いた「絵本太功記 本能寺の段」が披露された。戦乱の世に覚悟を示して生きた人間模様を、座員たちが情感たっぷりに演じた。

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