パソコンから警告音…サポート詐欺490万円被害　いわきの製造事業所

　９日午後、福島県いわき市の製造事業所から「詐欺に遭い、金をだまし取られた」といわき東署に相談があった。同社はパソコンの警告画面を解除する名目で４９０万円をだまし取られており、同署は修理やサポートなどを名目に金銭をだまし取る「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。

　同署によると、６日午後、社員の６０代女性が操作していたパソコンに突然、警告画面が表示され警告音が鳴った。女性が画面にある番号に電話したところ「マイクロソフトサポートセンター」を名乗る男に促され、パソコンの遠隔操作アプリをインストールした。

　女性はこの男から、警告解除料金と今後のサポート料金を名目に、４５００円を送金するよう指示され、インターネットバンキングで同社名義の口座から送金手続きをした。その際に画面がブラックアウト状態となった。

　その後、口座を確認すると、送金額が４９０万円だったことが判明し、同署に相談した。