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田村の新病院建設、安全願う 老朽化で移転、26年6月完成へ

09/15 12:40

新病院(左)と厨房施設の完成予想図

 福島県田村市は14日、「たむら市民病院」の老朽化に伴い、移転して同市船引町に建設する新病院の安全祈願祭を行い、関係者が工事の安全を願った。新病院は、2026年6月に完成し、26年10月~27年3月の間に開院予定。たむら市民病院の指定管理者である星総合病院が運営し、人工透析内科や小児科、形成外科、精神科など12科を設置する。

 建設工事では、新病院に隣接する建物として、病院や認可保育所の給食などを調理する保健福祉厨房(ちゅうぼう)施設も整備する。新病院は4階建てで延べ床面積約6420平方メートル。厨房施設は2階建てで延べ床面積約480平方メートル。

 安全祈願祭には、白石高司市長と星総合病院の星北斗理事長、施工する安藤ハザマ東北支店の関係者らが出席した。白石市長は「新病院建設に向けて新たな一歩を踏み出した。工事の安全と工期内の完成に万全を期してほしい」とあいさつした。

 市は2019年に民間病院の事業を継承し、施設を借り受ける形で公設民営のたむら市民病院を開院した。市は20年3月に新病院建設基本計画を策定し、新病院の移転新築の準備を進めていた。

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