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「辞めて終わりとは考えていない」国見町長、辞職を否定 救急車事業断念で

09/16 07:45

 国見町が民間企業と共同開発した高規格救急車を貸し出す事業を断念したことを巡り、町が設置した町事務執行適正化第三者委員会が提出した調査報告を受けて、引地真町長は15日、福島民友新聞社の取材に「ワンテーブル(宮城県多賀城市)と町の一連の事業の問題を検討し、対応策を考えることが町長の役割。辞めて終わりだとは考えていない」と述べ、改めて辞職を否定した。

 第三者委は13日、町に提出した調査報告書で「官製談合が行われたとまでは言えないものの、仕様書作成の助言を行った企業が受注することとなったことから、手続きの公平性・透明性を欠くものだった」と指摘していた。引地町長は今後について「第三者委員会が提言するように必要とあれば、専門的なアドバイザーに入ってもらって対策を考えるのも一つの方法だと考える」と述べ、任期満了となる11月までに対応策を協議し、会見を行う考えを示した。

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