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櫻、ラルバ、こそり、福島大が全国へ 全日本合唱東北大会、大学・一般部門

09/23 09:00

全日本合唱連盟理事長賞に輝き、2回連続3度目の全国大会出場を決めた合唱団「櫻」
2回連続4度目の全国大会出場を決めた合唱団L’alba
初出場で全国大会の切符をつかんだこそり
2回連続18度目の全国大会出場を決めた福島大混声合唱団

 第76回全日本合唱コンクール東北支部大会は最終日の22日、仙台市で大学職場一般部門が行われた。県勢は、混声合唱の部で合唱団「櫻」、同声合唱の部で合唱団L’alba(ラルバ)、室内合唱の部でこそり、大学ユース合唱の部で福島大混声合唱団が金賞に輝き、全国大会出場を決めた。合唱団「櫻」は、大会3日間を通して最も優れた団体に贈られる全日本合唱連盟理事長賞に選ばれた。

 全国大会出場は、合唱団「櫻」が2回連続3度目、合唱団L’albaが2回連続4度目、福島大混声合唱団が2回連続18度目、こそりは初出場で全国の切符をつかんだ。2020年の全国大会は新型コロナウイルスの影響で中止だった。

 喜多方高の卒業生を中心に県内外のメンバーでつくる合唱団「櫻」の五十嵐史憲団長(32)=喜多方市=は「(課題曲と自由曲合わせて)3曲を通して一体感をどう出すかを大事にした。皆で一つになって音楽をつくることができた」と笑顔。「音の正確さや感情をもっと詰めたい」と語った。

 安積黎明高の卒業生ら県内外のメンバーでつくる合唱団L’albaの松本ちひろ代表(27)=郡山市=は「全員が集まる機会をつくるのが難しかったこともあり、全員で歌える喜びをかみしめながら歌った。和音の響きを大事にした」と話した。

 会津若松市を拠点に活動するこそりは、高校生から30代でつくる結成2年の合唱団。埼玉県の高校で音楽教諭を務める鈴木雄治郎団長(30)=西会津町出身=は「楽曲の解釈を深めたことで、より気持ちを込めて歌うことができた」と声を弾ませた。

 福島大混声合唱団は自由曲に谷川俊太郎作詞、三善晃作曲の2曲を選曲。奥山拓哉団長(食農学類3年)は「それぞれ身近な人間ドラマと宇宙規模の広い世界観をテーマにした曲で、その対比を強弱などで表現できるよう心がけた。思い切って持たせた表現の幅を楽しみながら表すことができた」と語った。

 混声合唱、同声合唱、室内合唱、大学ユース合唱の各部門に計29団体が出場し、課題曲と自由曲を披露した。県勢は7団体が出場し、混声合唱の部でChoral Aurora(コーラルアウローラ)とFarbkasten(ファルプカステン)も金賞を受賞したが、全国大会出場はならなかった。室内合唱の部では会津混声合唱団が銀賞を受賞した。大学職場一般部門の全国大会は11月23、24の両日、愛媛県民文化会館で開かれる。

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