【11月4日付編集日記】女川原発の再稼働

11/04 08:00

  • 有料記事

 〈大熊へ帰る日ありや家も田も畑も夜夜夢に出でくる〉。故郷の大熊町で農業を営み、「みんゆう文芸」短歌選者を務めた佐藤祐禎さんの歌集「再び還らず」から引いた  ▼読者への言葉で、佐藤さんは「千丈の堤も蟻(あり)の一穴というではありませんか」と嘆く。かつて働いた東京電力福島第1原発の建設現場で、小さなものだがずさんな工事があったとも記す。そうした経験からすれば、原発事故は起こるべくして起こったものな...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line