リンゴの収穫期を迎えた11月上旬、県病害虫防除所の職員が会津坂下町の畑を訪れた。「これがそうだと思います」。手にしたのは表面の一部がくぼんだリンゴ。確認すると、中はスポンジ状になっていた。 変形したリンゴは、果樹カメムシ類による被害とみられる。果樹カメムシ類は、果実に口針を刺して吸汁するため、吸汁箇所はくぼみ、中がスカスカの状態になる。商品価値が下がることから、果樹農家にとっては厄介な存在だ...
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