JR常磐線大野駅の歴史紹介 開業120周年記念、大熊で写真展

11/20 10:20

「駅舎の姿を懐かしんでもらえれば」と来場を呼びかける渡辺さん

 福島県大熊町のJR常磐線大野駅の開業120周年を記念した展示会が19日、町内の交流施設リンクる大熊で始まり、1920年代から現在までの駅の様相を写真で紹介している。23日まで。

 大野駅は04年に開業した。昭和年代では旅客に加え、薪炭や木材を東京方面に運ぶ貨物駅として重要な役割を担ったという。2011年に東京電力福島第1原発事故の影響で帰還困難区域となり一度は休業したが、20年3月の避難指示解除に伴い無人駅となって利用が再開された。

 展示会は町内で調査に取り組む国文学研究資料館(東京都)の西村慎太郎さんや町教委を中心に企画した。会場では、大熊町出身で大野駅を撮り続けてきた渡辺英政さんの写真を中心に展示している。渡辺さんは「今と昔の駅舎の姿を見比べながら、懐かしんでもらえればうれしい」と話す。

 入場無料。時間は午前9時~午後9時。問い合わせはリンクる大熊(電話0240・23・7676)へ。

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