相馬双葉漁協原釜地区青壮年部は、福島市のおむすび専門のキッチンカー「鶴めぐる」の協力を得て、相馬沖で取れたヒラメとサワラや県産米を使ったおむすび2品を開発した。23日の「相馬原釜魚市場まつり」で100食(1食2個セット)限定で振る舞うほか、レシピも配布する。
福島市のカレー店と開発し、10月のPRイベントで提供した相馬産のシラス、アオサ入りカレーに続く第2弾。県産水産物「常磐もの」の安全性と魅力を発信しようと企画した。
鶴めぐるの佐藤和馬代表が中心になって考案した2品は「ヒラメとキノコのバターむすび」と「サワラのトトみそむすび」。両魚種ともグリルで焼いて香ばしさを演出した。ほぐして味付けした具をトップブランド米「福、笑い」で包み、ノリで巻いて仕上げた。
青壮年部の斎藤智英部長ら4人が18日、福島市の飲食店「握飯と旬彩佳肴(かこう) やまと」を訪れ、試食した。斎藤部長は「これまでにない発想。食べ応えも、おいしさも満点。自信を持って来場者を迎えることができる」と笑顔を見せた。
魚市場まつりは原釜荷捌(さば)き施設で午前9時~午後2時半に開かれる。第1弾のカレーも100食無料で提供。おむすび、カレーとも午後0時から整理券を配布する。魚介類の販売や魚のつかみ取り、模擬競り体験なども行われる。