海が見渡せるホームに赤い屋根の趣ある駅舎。いわき市北端にあるJR常磐線の末続駅には、郷愁を感じさせる美しい光景が広がる。無人駅だが色とりどりの花壇が並び、地域に大切にされていることが分かる ▼元々は戦時中に開設された信号場だった。駅への昇格を求めて地元の住民が鉄道省などへ泊まりがけの陳情を繰り返し、1947年に開業した。乗客の減少に伴って93年に無人駅となった(小宅幸一「いわき発・歳月からの...
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