県は30日と12月1日、塙町の塙農村勤労福祉会館などでJR水郡線の全線開通90周年に合わせた「ふくしま鉄道博」を開催する。水郡線が通る茨城県内やJR東日本が取り組むイベントとも連携し、記念セレモニーのほか、鉄道グッズや沿線の特産物の販売などで節目を祝う。
水郡線は1934年に全線が開通し、12月4日で90周年の節目を迎える。すでに沿線の名物やイベントなどがラッピングされた記念列車の運行などが行われている。
鉄道博は2日間にわたって開催され、初日は水郡線活性化対策協議会が主催する児童絵画展の表彰式や学法石川高生徒によるオリジナル車内アナウンスの発表、水郡線利活用のアイデア発表が行われる。2日目は内堀雅雄知事も出席する記念セレモニーのほか、鉄道トークショーや書道パフォーマンスといったステージ発表、マルシェなどが開かれる。同日開催する茨城県側のイベントとも連携したレトロラッピング車両も運行する。
両日とも会場には、沿線の子どもたちが東北大鉄道研究会のサポートで制作した鉄道おもちゃのほか、沿線8市町村のジオラマを展示する。30日は午前11時から表彰式が開始。12月1日は午前10時から各種イベントが始まる。入場無料。