県は24日、オンラインで本県の魅力や正確な情報の発信を学ぶ道場「誇心館(こしんかん)」の秋季特別稽古を開き、県クリエイティブディレクターの箭内道彦さんや俳優の松重豊さんが、魅力的な情報発信やクリエーティブな思考についてそれぞれの思いを語った。
特別稽古は夏季に続き本年度2回目の開催で、約80人が参加した。映像作家で写真家の柿本ケンサクさんが「AI時代の映像制作と地域クリエイターへのエール」と題して話したほか、箭内さんと松重さんが「ふるさとへの愛を伝えるクリエイティブ」と題して対談した。
対談で松重さんは「愛は何かを伝えること」とし、「自分の気持ちをどう伝えるかの出発点になる」と話した。また「真っ向から思いを伝えようとすると伝わりづらいこともある」とし、伝え方を工夫していく必要があると指摘。箭内さんは日常生活の中からも創造的、独創的という意味でのクリエーティブは見つけられるとし、「クリエーティブは自由。難しく考えないでほしい」と参加者に呼びかけた。