数学者の森毅さんは学生時代、仲間の輪からはみだしてしまうことがあったという。しかし、周りは寛容で、一緒に行動するような時には珍しがり歓迎してくれた ▼森さんはこの経験から、常に一つの場所に帰属し「みんな仲間」というよりも、いつでも気持ちよく仲間に戻ることができる集団が良いとする。それぞれが違ったままで出会いを楽しむことは、心の豊かさに通じるとも指摘する(「社交主義でいこか」青土社) ▼浪江...
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