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南相馬産大豆を商品化、相馬農高など考案 菓子や納豆、いなりずし

2025/02/06 10:20

南相馬市産の大豆を使った商品をPRする生徒

 農業法人紅梅夢ファーム(南相馬市)や相馬農高などは産出額県内1位を誇る同市の大豆をPRしようと、市産の大豆を使った納豆やいなりずし、クッキー、チョコレートを作った。納豆といなりずしは8日に福島、茨城の両県にあるマルトの一部店舗で発売される。

同法人などは昨年4月、浜の大豆コンソーシアムを結成。同市産の大豆を「浜の大豆」とし、6次化商品の開発に取り組んできた。生徒は商品の味わいやパッケージのデザイン、商品名を考案した。

 ナコソフーズ(いわき市)と共同開発した納豆は大粒の品種「里のほほえみ」を使い、「浜の納豆」(139円)と名付けた。いなりずしは菅野漬物食品(南相馬市)のきゅうり漬けを混ぜた「相馬の宝いなり寿司」(486円)、鶏そぼろやシラスなどをのせた「山里浜のいなり寿司」(539円)の2種類を販売する。マルトや松田食品工業(大阪市)と共同開発した。

 クッキーには大豆と南相馬市産の菜種油を使ったほか、チョコレートは煎(い)った大豆にコーティングした。いずれもラポール泉(福島市)と共同開発し、4月以降に販売する予定。

 完成報告会が4日、南相馬市小高区で開かれた。門馬和夫市長が試食し、生徒が商品を説明した。同校3年の高玉琉偉さんは「お客さんにおいしいかったと言ってもらい、地域に貢献できればうれしい」と話した。

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