土砂崩れは日常を一瞬にして奪った。「同じ地域に住む者として、弔い続けたい」。東日本大震災で被災した白河市葉ノ木平地区の近くの聯芳(れんぽう)寺で住職を務める竹貫秀隆さん(47)は、亡くなった人へ祈りをささげる。 何も起こらなければ春の彼岸前の準備に追われるはずだった。14年前、竹貫さんは仕事が一段落して自宅に戻ろうとしたところ、経験したことのない大きな揺れに襲われた。市内は震度6強を観測。石...
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