今年70周年を迎える桜の聖母短大と、スーパーを展開するいちい(福島市)が共同開発した「70周年記念コラボ弁当」の販売が26日、市内の店舗で始まった。同大食物栄養専攻の2年生6人が、春らしさを演出した2種類の弁当を考案した。
開発したのは鮮やかな色合いにこだわった「からふる弁当」(645円)と、栄養価の高いおかずたっぷりの「まんぷく春弁当」(753円)。からふる弁当には縁起物のサケを使った炊き込みご飯や豆腐ハンバーグ、キャベツと桜エビの炒め物、まんぷく弁当にはニシンの天ぷらや五目ちらしずし、菜の花の辛子あえなどのメニューを取り入れた。
からふる弁当を手がけたのは国分碧衣里さん、近藤陽香さん、坂野井唯さん、まんぷく弁当は小池ゆあさん、渋谷美葵さん、八代陽葵さん。学内でのプレゼンと、いちいのバイヤーの審査を経て商品化が決まった。学生らが26日、同大で商品をお披露目し、工夫した点や商品に込めた思いを紹介した。国分さんは「たくさんの人に食べてほしい」と話した。
商品は同市のフォーズマーケット山下店で4月末まで、市内のいちい各店(鎌倉屋、ロシナンテを除く)で4月2~5日に販売する。