プツプツ、プツプツ…。高さ約1.8メートル、直径約1.8メートルの木おけに仕込まれたしょうゆから、麹(こうじ)菌の発酵音が聞こえる。スギの木おけには麹菌がすみ着く。その麹菌がしょうゆの味を決めていく。 伊達市保原町の玉鈴醤(しょう)油(ゆ)の源流は、江戸時代末期にしょうゆ醸造を始めた信達地方の豪商・福井商店にある。「キッコー福」として事業を引き継いで個人営業が始まり、その後、玉鈴醸造元...
この記事は会員専用記事です
残り1,381文字(全文1,581文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。