司馬江漢と亜欧堂田善は江戸時代後期の、西洋画の表現技術を取り入れた、独特の洋風画や銅版画で知られる画家だ。このうち田善は今の須賀川市出身で、47歳の時、白河藩主松平定信にその才を見いだされた。 本書は、府中市美術館が今春の企画展に合わせ制作した図録で、図版とともに、西洋画の技法を日本画に取り入れた作品の魅力の分析や、インテリ(江漢)対職人(田善)という対照的な人物像の解説が興味深い。 そ...
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