江戸三大飢饉(ききん)に数えられる享保の飢饉が起きたのは、今から約300年前のこと。天候不順に加えて、害虫の大発生が稲作に打撃を与えた。1万2千人以上が餓死して、都市部では米価が高騰。民衆の不満が高まり、江戸で最初の打ち壊しにつながった ▼現代のように科学的な害虫対策が確立されていなかった当時、民衆は被害を防ぐため祈とうやまじないに頼らざるを得なかった。各地で害虫がいなくなることを願う行事「虫送...
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