青い空、ぽっかり浮かぶ雲をぼんやりと眺める。セミの声を聞きながら進むべき道をあれこれと思案する。夏休みの理想的な過ごし方ではないか。そんなことも許されない時代があった ▼太平洋戦争末期、郡山市の中町第1隣組は警報当番日記を残した。米軍の空襲に備えラジオを聞きながら空を見上げた日々。「1月31日、B29さっぱり来ず。腕が夜泣きする」と書く勇猛さは長くは続かなかった ▼「3月30日、B291機、飛行機...
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