フランス・パリにほど近い行楽地、ラ・グルヌイエールを題とする2枚の絵がある。1枚はルノワール、もう1枚はモネの手による。どちらも描かれたのは1869年。二人はこの年の夏、この場所で一緒に絵を描きながら過ごした ▼ルノワールの作品は、人々のファッションを丁寧に描くことに比重を置いていた。一方、モネのそれは水と光の揺らぎをどう描くかが最大のテーマとなっていた(ダイアナ・ニューオール「印象派」ゆまに書...
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