国土交通省福島河川国道事務所は21日、福島県福島市瀬上町の摺上川河川敷に10年以上、放置されていた車両1台を撤去した。景観や生活環境に悪影響を与えるとし、地元の2町内会が撤去を要請していた。
車両はワンボックスで、同市内の別の場所にある同省所有地「瀬上防災拠点」に一時的に運び込まれた。今後、持ち主が処分する。
同事務所によると、少なくとも2013年から放置されていた。地元町内会によると、以前は車内で人が生活していたこともあり、現在はガラスが割れ、タイヤがパンクした状態だった。同事務所は車の所有者に撤去を求め、了承を得ているが「河川管理の支障になっている」として一時的に車両を移動させた。