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藤田総合病院看護部長を公選法違反容疑で書類送検 参院選の投票依頼か

2025/08/29 07:30

 7月の参院選で、公務員の地位を利用して選挙運動を行ったとして、公選法違反(公務員の地位利用)の疑いで公立藤田総合病院(国見町)の看護部長の女性(59)が県警に書類送検されていたことが28日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、女性は7月20日投開票の参院選で、職員らに対して特定の候補者に投票するよう働きかけていた疑いがあるという。地方公務員法などでは行政の中立性などを理由に国や地方公共団体などの公務員の政治的行為を制限しており、公選法では公務員がその地位を利用して選挙運動をすることを罰則付きで禁止している。

 同病院は伊達、国見、桑折の1市2町で構成する組合が運営している。ホームページによると、2023年4月1日時点の職員数は471人。同病院の担当者は「書類送検されたことは確認している。起訴の有無を受けて処分を検討したい」としている。

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