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合意書に調印した(左から)小野寺社長、大倉社長、吉沢社長

「いわきFCでんき」販売 収益の一部を強化費に 再エネ発電、脱炭素貢献

2025/09/12 11:50

 地球環境の改善に貢献しようと、サッカーJ2いわきFCを運営するいわきスポーツクラブ(SC)は11日、パートナー企業などと連携し、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を実質的に排出しないで電気を使用できる新たなサービス「いわきFCでんき」を始めた。収益の一部が同FCの強化費に充てられる仕組みで、CO2の削減とクラブの応援を同時に行うことができる。

 同サービスはいわきSCとクラブのサポートパートナーでガスワングループに所属する常磐共同ガス(いわき市)、同グループ所属のエネワンでんき(東京都)の3社が連携して実施する。

 販売されるのは、エネワンでんきの「カーボンニュートラルでんき」。再生可能エネルギー発電の「環境価値」が電気に付与され、実質的にCO2を排出しない電気を使うことのできる仕組みだ。対象エリアは、東北電力が電気を供給する東北6県と新潟県。

 11日にいわき市で記者会見が開かれ、いわきSCの大倉智社長、常磐共同ガスの小野寺智勇社長、エネワンでんきの吉沢正人社長が合意書を交わした。大倉社長は「クラブの名前を使うことで、(サポーターの)皆さんの環境問題への意識が高まれば良い」と意義を語った。

 申し込みや詳細は常磐共同ガスのホームページへ。