• X
  • facebook
  • line

自民総裁選、5人立候補 福島県関係議員は小泉氏3人、林氏1人支持

2025/09/23 08:35

 自民党総裁選は22日告示され、5氏が立候補した。物価高対策や、少数与党下での野党との連携、政権枠組みの在り方を主要争点に、12日間の論戦がスタートした。立候補したのは小林鷹之元経済安全保障担当相(50)、茂木敏充前幹事長(69)、林芳正官房長官(64)、高市早苗前経済安保相(64)、小泉進次郎農相(44)の5氏。新総裁は10月4日に選出される。

 福島県関係の自民党国会議員4人は、総裁選で支持する候補を決めた。森雅子参院議員(福島選挙区)と坂本竜太郎衆院議員(福島4区)、根本拓衆院議員(比例東北)の3人は小泉進次郎農相、星北斗参院議員(福島選挙区)は林芳正官房長官を支持する。

 森氏は「各候補のうち小泉氏は唯一、廃炉やなりわいの再建など本県復興の推進を政策に掲げた」と復興に取り組む考えを明確に打ち出した姿勢を重視。小泉氏と連絡を取り合う中で「(2月の)会津を中心とした大雪被害の支援にも取り組むと約束した」との点も決め手となった。

 坂本氏は昨年10月の衆院選で初当選後に小泉氏と接する中で「政治活動の真ん中に復興を据えている」と実感し、支持を決めた。自民内でも小泉氏の論戦力などを懸念する向きもあるが、坂本氏は「水産物の禁輸措置を巡る交渉にも水面下で汗をかいてきた。力はある」と評価した。

 根本氏、小泉氏の推薦人

 根本氏は「党内で世代交代を進めなければならない」と強調、小泉氏の推薦人に名を連ねた。小泉氏は復興をライフワークに掲げており「(根本氏)自身も政策の大きなテーマとする復興を後押ししてくれると考えた。トップに立てば福島のためにもなる」との認識を示した。

 星氏は前回総裁選に続き林氏を支持し、外相も務めた経験や政策提言力に加え「少数与党の環境で官房長官としての手腕と実績がある」と理由を説明した。林氏が総裁に就いた際には「本県復興に長期的に取り組み、少子化対策や物価上昇を上回る賃金上昇の実現が期待できる」とした。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line