第77回全日本合唱コンクール東北支部大会は2日目の27日、盛岡市のトーサイクラシックホール岩手で中学校部門が行われた。福島県勢は混声の部で郡山一、同声の部で郡山七、郡山五、二本松一が金賞に輝き、全国大会出場を決めた。総合順位は郡山一が2位、郡山七が3位、郡山五が5位、二本松一が6位だった。
全国大会出場は郡山一が6回連続8度目、郡山七が5回連続8度目、郡山五と二本松一はともに5大会ぶり11度目となる。
郡山一の遠藤花純(かすみ)部長(3年)は「課題はまだたくさんあるが、気持ちよく歌うことができた。全国に向けて、部員一人一人が積極的に声を出せるような意識づくりに取り組んでいく」と表情を引き締めた。
郡山七の小池くるみ部長(3年)は「選んだ2曲はそれぞれ異なる難しさがあったが、心を一つにして歌えた。一人一人が声量を伸ばし、美しい発声ができるように練習を重ねていく」と意気込んだ。
郡山五の横江風音(かさね)部長(3年)は「曲のイメージを伝えられるように意識して歌い、悔いのない演奏ができた。全国までに音の正確さや少人数でのハーモニーを突き詰めていきたい」と話した。
二本松一の鹿俣笑夏(えな)部長(3年)は「県大会よりも一人一人の曲に対する意識が高くなり、全体でまとまりが生まれた。ブレスのタイミングなど細部に磨きをかけて次の舞台に臨みたい」と意欲を語った。
県勢では同声の須賀川二、若松四、船引と混声の郡山二も金賞を受賞したが、全国大会出場はならなかった。大会は全日本合唱連盟東北支部などの主催。中学部門では同声、混声の両部門で計39団体を審査し、本県からは13団体が出場した。中学・高校部門の全国大会は10月25、26の両日、富山市のオーバード・ホールで開かれる。
大会最終日の28日は大学職場一般部門が行われる。金賞以外の県勢の成績次の通り。(銀賞は成績順)
◇同声 ▽銀賞=大槻、草野▽銅賞=北信
◇混声 ▽銀賞=三春▽銅賞=北会津