福島県福島市は9日、同市の50代男性宅に市職員を装った男が訪れ、個人情報を記入した国勢調査票を持ち去る「かたり調査」が発生したと発表した。同市では8月にもかたり調査が発生しており、2例目となる。
市によると、6日午後3時ごろ、50代くらいの男が「国勢調査の回収期間なので調査票を預かる」と男性宅を訪問。男性は、男が市職員と名乗ったことなどを信用し、氏名や生年月日、電話番号などを記入した調査票を手渡したという。
本来の担当調査員に、調査票に不備がなかったか問い合わせたことで発覚した。金品の要求や盗難などの被害はなかった。
市は、市職員が訪問回収することはなく、回収期間が終了したため訪問回収することはないなどと呼びかけている。