全国的にクマの目撃や人的被害などが多発していることを受け、須賀川、鏡石、天栄の3市町村は16日、クマが出没した際に連携して対応する相互応援協定を結ぶ。クマの目撃情報などがあった際、隣接する3市町村の鳥獣被害対策実施隊が協力して活動する。県などによると、県内では珍しい事例という。
実施隊は猟友会のメンバーなどで構成する。協定締結を呼びかけた天栄村によると、隊員不足や高齢化などから日中に迅速に活動できる隊員の確保が難しく、共通の課題となっている。
こうした現状を踏まえ、隣接する3市町村が隊員名簿などを共有し、クマが出没した際に連絡を取り合って対応できる隊員を調整し、迅速な捕獲などにつなげる。
