第8回ふくしま植樹祭は9日、小野町の小野公園で開かれた。参加者は美しい古里の自然を継承するため、思いを込めて植樹に汗を流した。県、町、県森林・林業・緑化協会、福島民友新聞社などでつくる実行委員会の主催。
町70周年記念植樹祭と共同で開催。「未来へつなぐ希望の森林(もり)づくり」を基本理念に八重桜「はるか」やミズナラ、イロハモミジなど約1000本を植樹した。
開会式では、佐藤宏隆副知事が「森林づくりの輪が一層広がり、福島の未来がより豊かになることを期待する」とあいさつ。村上昭正小野町長は「次世代に美しい小野の森林を引き継いでいきたい」と語った。2017年度ミス日本みどりの女神の野中葵さん(須賀川市出身)、25年度ミス日本みどりの大使の佐塚こころさんも一緒に植樹や育樹活動に励んだ。福島民友新聞社からは野崎広一郎社長が参加した。
参加した小野小6年の児童(11)は「美しい緑がある町が誇らしい。自分たちで植えた桜の苗木も育って咲いてくれるのが楽しみ」と話した。
ふくしま植樹祭は、南相馬市で2018年6月に上皇ご夫妻をお迎えして開かれた全国植樹祭の理念継承を目的に開催している。
