任期満了に伴う二本松市長選は２３日、告示された。届け出順にいずれも無所属で、新人の会社経営高橋翔氏（３７）、５選を目指す現職の三保恵一氏（７６）＝４期、新人の隠津島神社禰宜（ねぎ）安部章匡（あきまさ）氏（４４）の３人が立候補し、８年ぶりの選挙戦に入った。投票は３０日に行われ、即日開票される。
１２月１日で新市合併２０周年の節目となる中、通算４期１６年に及ぶ三保市政の継続か刷新かが問われる。人口減少対策や過疎・中山間地域の活性化、観光交流人口拡大に向けた取り組みなど、市の将来像をどのように示すかが焦点となる。
高橋候補は子どもと女性への手厚い支援や、観光産業の再構築を主張する。
三保候補は「健幸長寿都市」を掲げ、子育て支援や産業振興を重点に挙げる。
安部候補は行政の透明化と市民参加を通じた共創型市政の基盤整備を訴える。
期日前投票は２４～２９日、市内４カ所で受け付ける。投票は３０日午前７時～午後６時、市内３２カ所で行われ、午後７時半から二本松文化センターで開票される。
２２日現在の選挙人名簿登録者数は４万３０３８人（男性２万１２０３人、女性２万１８３５人）。
◇二本松市長選立候補者（届け出順、敬称略）
高橋 翔 ３７ 会社経営 無新
三保 恵一 ７６ 農業 無現
安部 章匡 ４４ 神職 無新
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