【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は12日、スイスのローザンヌで14日まで行われる理事会第1日の審議を開始した。2030年大会はフランスのアルプス地域、34年大会は米ソルトレークシティーが最優先候補となっている両冬季五輪の開催地について7月の総会(パリ)に諮るか協議。
開催計画を評価するIOCの「将来開催地委員会」は両候補地を高く評価しており、冬季五輪初となる2大会同時決定が確定的。38年大会はスイスと優先的に協議することも決まっており、札幌市は昨年12月に招致活動を停止すると表明した。
3日間の審議では、7月26日に開幕するパリ五輪の準備状況も報告される。