【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は12日、スイスのローザンヌで理事会を開き、冬季五輪の開催地として2030年大会はフランスのアルプス地域、34年大会は米ソルトレークシティーを7月24日の総会(パリ)で諮ることを決めた。IOC委員の投票で承認される見通しで、冬季五輪初の2大会同時決定は確定的。
将来開催地委員会は国際大会の開催実績など両候補地を高く評価。フランスは7月7日に国民議会(下院)の解散総選挙で決選投票を実施するため、IOC総会前に同国政府が財政保証を確約することを条件とした。30年の実施競技は従来通りスキーやスケートなど七つを総会に提案する。