大相撲夏場所から元横綱である祖父のしこ名を襲名した大関琴桜が17日、祖父の故郷の鳥取県を訪れ、平井伸治知事を表敬訪問し「先代の生まれた地で特別な思いがある。戻って来られてうれしい」と話した。
県庁の玄関前で、多くの県職員が拍手で大関を出迎えた。平井知事は千葉県出身の琴桜に対し「もう一つの地元、鳥取で一丸となって応援していく」と激励。父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「次は横綱琴桜として帰って来られるようにしたい」と話した。
夜には祖父の出身地である倉吉市内のホテルで琴桜襲名と大関昇進の祝賀会が開かれ、関係者ら約200人が参加した。