新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録に向け、同県佐渡市の渡辺竜五市長が18日、東京都内で盛山正仁文部科学相と面会し、今年の登録実現を目指して政府一丸となって対応するよう要望した。登録可否は7月に開催される国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で決まる。渡辺氏は上川陽子外相、林芳正官房長官とも面会し協力を要請した。
渡辺氏は盛山氏との面会後、記者団に「国に全てを任せるのではなく、地元もベストを尽くしていく」と強調。
委員会ではユネスコ諮問機関の勧告に基づき審議される。佐渡金山について諮問機関は「登録」ではなく、日本に補足説明を求める「情報照会」と勧告した。