大相撲の横綱照ノ富士が2日、名古屋市瑞穂区の伊勢ケ浜部屋で幕下力士と8番取り、名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)へ始動した。左脇腹痛などで2場所連続休場中。稽古後は報道陣の取材に応じなかった。
照ノ富士は関取衆が申し合いを繰り広げる中、四股やてっぽうなどの基礎運動でじっくりと汗を流した。左右の肘と膝にサポーターを施して土俵に上がり、立ち合いからの流れの確認や土俵際で寄りを残す動きなどを何度も繰り返した。
先場所は場所前に十分な稽古が積めず、左肋軟骨損傷で初日黒星の後に2日目から休場。腰や両膝などにも不安を抱えるだけに、慎重な調整が続きそうだ。