大相撲の大関琴桜が3日、名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋で出稽古に来た幕内の王鵬や錦木らに対し、12戦全勝と圧倒した。大関3場所目で悲願の初優勝を狙う名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)へ「やることは変わらない。そこに向けてしっかりやっていく」と意欲を口にした。
屋外の稽古場は真夏のような暑さとなり、番数は少なめ。それでも、得意の右四つやもろ差しを交えた力強い攻めで貫禄を示し「できる限りのことをやってから場所に臨めればいいと思っている」と落ち着いていた。
報道陣から7日の七夕の願いを聞かれると「ご想像の通りですよ」と笑みを浮かべ、飛躍への決意をにじませた。