柔道女子でパリ五輪カナダ代表に決まった57キロ級の出口クリスタ、52キロ級の出口ケリーの姉妹が6日、生まれ育った長野県塩尻市での壮行会に参加し、世界選手権を2度制した姉のクリスタは「東京五輪の代表を逃して柔道を続けるか悩んだ時期もあったが、やっとこの座をつかめた。塩尻に金メダルを持ち帰りたい」と意気込みを語った。
出口姉妹は長野・松商学園高―山梨学院大で鍛え、父の母国であるカナダ代表の道を選んだ。28歳のクリスタは優勝候補として臨む初の大舞台へ「楽しんで、自分らしく柔道をするという思いを胸に頑張る」と笑顔で語った。
25歳のケリーは「五輪への切符をつかめてうれしい」と喜んだ。