【ジュネーブ共同】ロシア・レスリング連盟は6日、パリ五輪のレスリングに同国選手を出場させない意向を表明した。国際オリンピック委員会(IOC)が五輪参加を承認した個人の中立選手(AIN)に、複数の有力選手が含まれなかったことに反発した。
IOCはロシアによるウクライナ侵攻を支持する選手、軍や治安当局の選手をAINの対象外として出場資格を審査。男子フリースタイルで五輪2連覇中のアブドゥルラシド・サドゥラエフや、東京五輪金メダリストで昨年の世界王者、ザウルベク・シダコフらが入らなかった。
ロシア連盟は「スポーツマンシップに反するIOCの決定を受け入れることはできない」との声明を出した。