大相撲の大関琴桜は7日、名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋で出稽古に来た幕内王鵬らを相手に12番取って9勝3敗だった。14日に初日を迎える名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)へ着々と調整を進めている。悲願の初優勝に向けて「変わらずにやり切るだけ。優勝したら、またその先も見えてくる」と静かに闘志を燃やした。
準備運動の際は左足に足袋を履き「少し割れてしまった」と説明。相撲を取る際にはテーピングを施したが、動き自体に問題はなかった。日曜日とあって見学客の中には子どもも多く、稽古後は丁寧に写真撮影やサインに応じていた。