大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)で新関脇の大の里が10日、場所前初の出稽古として名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋に赴き、計21番取った。関脇霧島らと15番をこなした後、大関琴桜とは3勝3敗と互角の勝負。「すごくいい稽古ができた。感覚的にいいものをつかんだ」と充実感をにじませた。
本場所は疲労が蓄積する終盤戦で琴桜との対戦が予想され、意識して「体力的に疲れた状態」で挑んだ。午前7時前に稽古場に一番乗りし、基礎運動。申し合いでは立ち合いの馬力で勝り、強烈なおっつけで攻め込む内容も目立ち「本場所は今日のような疲労感ではないと思うが、自信にはなった」とうなずいた。