陸上のパリ五輪男子400メートル代表の中島佑気ジョセフ(富士通)が14日、東京都内で取材に応じ、自身初となる大舞台へ「昨年の世界陸上では決勝進出を逃して悔しい思いをした。決勝に行くには日本記録を更新する走りが確実に必要になる。世界でしっかり勝負したい」と決意を口にした。
優勝した日本選手権は右太もも裏に不安を抱えて臨んでいたが、現在は回復して練習も積めているという。今季に向けて短距離大国の米国に拠点を移し、世界選手権優勝経験のあるマイケル・ノーマン(米国)らにもまれて成長してきた。「生まれ育った環境を捨ててまで挑戦した。その成果を世界の舞台でぶつけたい」と気合十分だった。