神戸市内で製造されたミネラルウオーターから、発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が昨年に2回検出されていたことが市への取材で17日分かった。水道法の暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム)の倍近い量だったが、市の要請でメーカーが低減措置を取り、現在は目標値以下になっているという。
市によると2022年12月にこのメーカーのミネラルウオーターを検査した厚生労働省から情報提供があり、昨年1月と6月にボトル詰めの水を検査した結果、1リットル当たり100ナノグラム程度のPFASを検出。市内の採水地の地下水からは最大310ナノグラムが検出された。