【パリ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のアダムス広報部長は20日、パリでの理事会後の記者会見で2030年冬季五輪のフランス・アルプス地域の開催地決定を巡り、条件とした24日のIOC総会前の同国政府による財政保証の確約について明言を避けた。「政治的な難局があり、(状況を)少し難しくしている」とし、今後も協議を重ねるという。
フランスでは6~7月の国民議会(下院)総選挙で左派連合が最大勢力となり、与党連合と極右政党の国民連合(RN)が続いたが、いずれも過半数に届かず政治が不安定な状況になっている。