大相撲の夏巡業は8日、東京都立川市で行われ、大関琴桜が子どもたちに胸を出すなどして盛り上げた。パリ五輪のレスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級で金メダルを獲得した日下尚(三恵海運)には、佐渡ケ嶽部屋の稽古で技術指導したことがある。3学年下のアスリートの快挙を「僕らも若い衆も刺激になる。良かった」と喜んだ。
相撲経験者の日下に胸を出し「人に負けない差し方や、距離の詰め方を聞かれた。さまざまなものを吸収しようとしていて、金メダルを取るための努力を思い知らされた」と述懐。取組や試合に向けた気持ちのつくり方も議論し、貴重な交流の場になったという。