【台北共同】自民党の石破茂元幹事長は14日、岸田文雄首相が9月の党総裁選への不出馬を表明したことを評価した。その上で「各議員の判断に大きな影響を与える。できるだけ同じ志を持つ方にご賛同いただきたい」と述べ、自身の総裁選出馬に向けた準備を急ぐ考えを示した。立候補に必要な推薦人20人が集まれば「責任を果たしたい。それなりの覚悟をしている」とも語った。
石破氏は総裁選への出馬意向を事実上表明している。首相の不出馬については、派閥裏金事件による党勢低迷を念頭に「国民に党として責任を取ったと見せるのは立派なご判断だ」と話した。訪問先の台湾・台北市内で記者団の質問に答えた。