9月の自民党総裁選を巡り、小泉進次郎元環境相は18日、横浜市で記者会見し、立候補に期待する声があると問われ「ありがたい。今後については真剣に考えて判断したい」と熟慮する姿勢を示した。石破茂元幹事長は週内にも出馬の可否を見極める意向を表明し、高市早苗経済安全保障担当相は重ねて意欲を見せた。総裁選は10人程度の出馬が取り沙汰されている。
小泉氏は派閥裏金事件を踏まえ、改革の取り組みを重視すると言及した岸田文雄首相に「全く同感だ」と強調。改革を逆戻りさせず、自民党が変わった姿を総裁選で見せるため「派閥解消が名ばかりでないと示すことが重要だ」と主張した。
石破氏は東京都内で記者団から週内に出馬表明するのかと聞かれ「そうありたい」と答えた。推薦人20人の確保に「ほぼめどが付きつつある。今週前半に確認作業を進める」とした。フジテレビ番組では、推薦人は積み上がっていると述べた。
小林鷹之前経済安保相は地元・千葉県八千代市で趣味のランニング姿を記者団に公開。課題の知名度不足解消へ発信を強めた。