日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会は23日、東京都内で定例会合を開き、秋場所で2度目の優勝を果たし、大関昇進を確実とした関脇大の里について、山内昌之委員長は「もろさも影を潜め、非常にバランスのいい力強さを発揮した。迷いのない相撲は他の役力士の刺激になったのではないか」と高く評価した。
昇進が正式決定すれば、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)は1横綱3大関となる。「かなり高い星での優勝を目指して横綱、両大関と対峙する相撲を期待したい」と語った。
山内委員長は秋場所全休の横綱照ノ富士について「早期復帰への意気込み、責任感を示しており、見守っていきたい」と述べた。