元関脇・妙義龍が現役引退　年寄「振分」襲名、三役１３場所

　日本相撲協会は２４日、元関脇で西十両９枚目の妙義龍（３７）＝本名宮本泰成、兵庫県出身、境川部屋＝の現役引退と年寄「振分」襲名を発表した。今後は境川部屋で後進を指導する。５月の夏場所で幕内から十両に転落。秋場所は左膝痛で全休し、九州場所（１１月１０日初日・福岡国際センター）の幕下転落が確実になっていた。

　妙義龍は埼玉栄高から日体大に進み、２００９年夏場所に幕下１５枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。新十両の１０年初場所で左膝を負傷。三段目下位まで落ちたが、１１年九州場所で新入幕を果たした。巧みなおっつけ、はずを生かした速攻相撲で三役１３場所と長く幕内上位で活躍した。