【デンバー(米コロラド州)共同】米大リーグでドジャースの大谷翔平(30)が29日、レギュラーシーズンの全162試合を終えた。54本塁打と130打点はナショナル・リーグで2位に大差をつけてのトップで、2年連続本塁打王と初の打点王の2冠は確実。打率はメジャー7年目で自己最高の3割1分で終えたが、1位に4厘届かなかった。
コロラド州デンバーで行われた最終戦のロッキーズ戦は4打数1安打1盗塁だった。タイトルは残り1カードが行われる30日(日本時間10月1日)に確定する。大谷は「(三冠王は)あまり考えていなかった。いい打席を送りたいと思っていた。打撃の質で先が見えたのが良かった」と穏やかな表情で振り返った。
右肘手術のリハビリを行う今季は指名打者に専念して歴史的な活躍を見せ、19日に史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成。本塁打と打点に加え、59盗塁、134得点はいずれも日本選手のシーズン最多記録で、ドジャースの3年連続22回目の地区優勝に貢献した。