広島の新井貴浩監督は9日、広島市の球団事務所で松田元オーナーに今季終了の報告を行い、3年目となる来季へ「得点力不足は否めなかったので一番の課題として取り組んでいきたい」と決意を述べた。戦力底上げについて考えを聞いた松田オーナーは「若い子を引き上げると言っていた。いいことだ」と話した。
大瀬良、床田、森下ら先発投手陣が軸となり、安定した戦いぶりで8月を終えて首位。夏場に主力の離脱者が続出した昨季の反省から体調管理にいっそう気を配り、選手の状態や相手との相性も踏まえた柔軟な起用が成功した。
だがチーム打率はリーグ最低。9月は球団ワーストの月間20敗を喫して4位に終わった。